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【ビーガン基礎知識】Cowspiracy:カウスピラシーを解説【ドキュメンタリー】


次のうちどれが事実でしょうか?

 

 

答え

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以上に挙げられているものはすべて事実です。

これらは世界銀行や国連の研究機関などが公表しているデータに基づいています。

データの数字は発表する機関によって少し異なりますが、このインパクトの中では 誤差は数%でしょう。

畜産業が環境を悪化させる”大きな”要因になっている事は決して最新のブレイキングニュースではありません。2000年代中盤から言われていたようです。

まさか現代社会にありふれたハンバーガーに挟まれる一枚の肉を生み出す事が地球を壊しているなんて想像もつかないのではないでしょうか。

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左の青ラベル:世界中の人々が約1日に消費する水の量

左の緑ラベル:世界中の人々が約1日に消費する食べ物の量

 

右の青ラベル:世界中にいる家畜の牛が1日に消費する水の量

右の緑ラベル:世界中にいる家畜の牛が1日に消費する食べ物の量

 

一目瞭然の圧倒的な消費量ですが、

環境問題や健康問題、ロビー活動、政界やメディアへの影響力だけでなく、食料問題だけ見てもこれだけ大きな影響力を持っています。

 

Cowspiracy/カウスピラシー「牛の陰謀」

 

 

ドキュメンタリーの中でも指摘されていますが「不都合な真実は隠される」のであり、実際にブラジルでは熱帯雨林を破壊する畜産業を批判した活動家が何十人と殺されています。それも今世紀に。

恐怖で黙らせる。「不都合」な当事者たちのやり方はいつの時代も変わりません。恐怖で黙らせるか、隠すか、騙します。

私たちにできることは、まず事実に目を向けることではないでしょうか。

Sneak peek

「特に環境意識があり、正しいことしたいと願っているにも関わらず、無意識的に逆行してしまっている人に、この件を知ってほしい。」

とドキュメンタリーの作者。

この牛の陰謀(CowSpiracy)のストーリーは、 自らの生活中で環境に良いと言われる(例えば節水)事は何でも実践する一人の青年が一つの疑問持った時から始まっています。

彼はクリントン政権で副大統領として仕えたアル・ゴアが発表した「不都合な真実」に強く影響を受けました。「地球温暖化を止めたい」と。

数年経ち、世界で様々な努力がされているのに、悲観的な未来予測が変わらない現実を見て、彼は何か大きな事が抜け落ちている事を感じました。

そして、畜産業界が如何に環境を破壊しているかというフェイスブックにシェアされた記事を読みました。

彼は行動を起こします。

まずは世界的に有名なグリーンピースやシエラクラブといった国際的に著名な環境保護団体にインタビューを試みました。

これらの団体が事実を知らない訳はない、でもなぜかHPにも記述はなく、取り組むべき課題とされていませんでした。

彼らの対応は全くの予想外でした。インタビューを拒絶され、何度も粘った末にインタビューに成功し回答を得ても、どの環境保護団体も同じ回答でした。

「語りたくない」、「知らない」、まるで呪文のように繰り返される予想外の回答に彼は苛立ち落胆しました。

そして同時に、とても大きな問題がこの回答の後ろに隠れていると確信し、彼は真実を探る旅に出かけました。

詳しくは是非ドキュメンタリーを実際にご覧になって下さい。

映画:カウスピラシーにまつわる活動家たち

アル・ゴアは後にヴィーガン(完全菜食)というライフスタイルを取り入れるようになったと報じられています。

本人は語っていませんが、環境保護をライフワークにしているのに、自らが肉食である事に、矛盾を感じた事が原因だとされています。

また、彼は現在、植物由来の食品から肉の代用品を作る企業に投資をしています。

そしてかの有名なレオナルド・ディカプリオもこのドキュメンタリーが新たなカットと共に再編集される際に、エグゼクティブ・プロデューサーとして関わっています。

彼も長期的にベジタリアンを実行している人の1人と言われています 。

環境保護を理由にヴィーガンに転身した著名人を検索するとその数に圧倒されます。今後、ビーガンという自然にも人間にも動物にも優しいライフスタイルはより注目を集めることになるでしょう。

OVERALL

世界中のどの医者も健康維持のためによりフルーツや野菜や穀物を食べることを推奨する中、依然野菜の値段が高いのは皮肉なものですね。

肉を食べるな!と言われても生まれた時から肉を常食するように、むしろ肉を食べなければ健康に暮らせないとまで教えられてきた現代人にとってはどうしようもないものです。

ポール・マッカートニーらが提唱するミートフリー・マンデーという、月曜日だけお肉を食べないという活動もあります。一週間ヴィーガンチャレンジという動きもあり、楽しみながらミートフリーライフのきっかけをつかむ方も多いようです。

 

 

もちろんこれらは、英語が堪能な方や情報に敏感な方は何年も前からの周知の事実でしょう。

日本でいうと、「ビーガンとは?」という解説から入らなければならない段階です。事実、言葉自体を知らない方も多くいらっしゃいます。

現在「LGBTQ」など、ダイバーシティーやグローバリゼーションの促進により、自ら主体的に知っていかなければならない情報や言葉やデフィニションが増えています。

かつて「オーガニック」という言葉が浸透して来たように、まずは生活の一部に「ビーガン」という選択肢が増えることにより、社会貢献の選択肢が日常の中に自然と増えることが理想かもしれません。

 

 

例えば、オーガニックの製品を率先して買うことにより、オーガニック製品の生産量が増え、土壌環境などを自然体の好ましい状態に戻すことをサポートすることができます。オーガニック製品については多くの方が理解していると思います。

これからの選択肢の一つに、「ビーガン」というキーワードが出てくることはとても自然な流れと言えるでしょう。

まだまだ日本では「オーガニック」などのキーワードを聞くと「美容に良い」「健康に良い」というような、「自分のために良い」というマーケティングが主流です。

しかし、欧米諸国ではこれらのプロダクトをサポートすることは、実は社会貢献の1つとして普及しているのです。

 

 

地球環境の悪化や貧困など人類が抱える課題に関心がある人は少なくはないでしょう。

こちらのドキュメンタリー映画は環境問題の新たな側面と複雑なその他の問題を理解するのに一役買います。

食の問題は複雑に様々な問題と関係があり、より他の問題にも目を向けたくなります。

英語リソースに比べると圧倒的に日本語の情報は少ないですが、Netflixやその他大手動画サイトには日本でなかなか見られないようなドキュメンタリーの日本語字幕版がたくさんあります。

また、youtubeで配信されるVICE(ヴァイス)ドキュメンタリーも無料なのでオススメです。

こちらも英語に比べると数は劣りますが、興味深いものが見られるはずです。

 

Thank you so much for reading!

 

 

【参考記事】
http://www.cowspiracy.com/facts/
http://www.cspinet.org/EatingGreen/pdf/arguments4.pdf
http://www.fao.org/agriculture/lead/themes0/climate/en/
https://openknowledge.worldbank.org/handle/10986/15060
http://www.news.cornell.edu/stories/1997/08/us-could-feed-800-million-people-grain-livestock-eat
https://cgspace.cgiar.org/bitstream/handle/10568/10601/IssueBrief3.pdf
http://www.statista.com/statistics/263979/global-cattle-population-since-1990/
https://www.washingtonpost.com/news/post-politics/wp/2013/11/25/al-gore-goes-vegan-with-little-fanfare/

 

 

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