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シルクはヴィーガンなの?


ヴィーガンとは動物性の食品を摂取しないだけでなく、動物を原料とした洋服やかばん、動物を実験などで利用している製品、例えば医薬品や化粧品なども含めて一切、使用、利用しない人たちのことを言います。

これを実践するのは、なかなか大変です。身の回りの物がどのように製造・加工・流通しているかを知っているという知識や教養が求められるだけでなく、売り場では分からないものも多いため、販売・製造元への確認などが必要な場合もあります。

欧米では、小売店でVマーク(VEGAN製品として認証されている)が記載された商品が並びコーナー化されるなど、ヴィーガンの人たちを意識した売り場づくりもなされています。

洋服の生地においても、ヴィーガンの理念に沿うものと沿わないものがあります。今日はその中でもよく話題になるシルクについて取り上げます。

シルクはヴィーガンなのか?

結論から言うと、一般的なシルクはヴィーガンの理念には沿いません。製造の過程で動物を残酷な方法で利用し作られているからです。

シルクは養蚕によって作られています。蚕が体内で作るフィブロインを主成分としています。蚕が糸を吐いて作る繭を、ほどくようにシルクを取り出します。

蚕は1,000m以上にも及ぶ繭糸を吐き出します。ところが、蚕が成長してこの繭から出てきてしまうと、糸が切れてしまう為、蛾に成長する前のさなぎの状態で殺してしまいます。

この蚕の殺し方はとても残酷です。生きた状態で茹でるのです。針で刺し殺したり蒸したりする場合もあるようですが、実は繭を茹でると糸の端がほぐれるため、これを巻き取っていきます。

何百匹が生きた状態でぐつぐつと煮られてしまうのです。また、縁起物などとして、繭の状態で売られているものもありますが、これを振るとカラカラ音がします。これは中に死んだ蚕の幼虫が残っているからです。

ピースシルクの存在

一方、このような残酷な生産に反対して、このような方法をとらないシルクを作っている人たちがいます。

ピースシルクと呼ばれ、野生の蚕を使います。さなぎから成虫になり繭から出て行った後に、その繭を使います。

糸は切れてしまっている為、紡ぐ必要がありますが、蚕は殺されることなく、生命をまっとうすることができます。野生の為、大量生産はできませんが、どちらが倫理的な方法であるかは明らかです。

 

また、真綿(絹綿)もシルクの繊維を原料としている為、ヴィーガンの主義には沿いません。

この他にも、一般に流通している洋服には、意外なところで機能性を上げる為に、動物性のたんぱく質などを使った製品が存在するので、ヴィーガンの概念に合った選択をしたい場合は、注意が必要です。

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