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瀬戸の陶器と出会う:はじめてのお買い物/アンティーク


私のガーディアンの紹介で、瀬戸市へ陶器を見に行ってきました。今日は一気に陶器たちとの距離が縮まった気がします。

今回見に行った展示場はもうすぐ閉まってしまう。瀬戸に古くからある製陶所で作られた素敵な陶器をゲットしました。

まるでインスタレーション。ずらりと並ぶ個性豊かな陶器たち

イギリスっていう感じのパステルカラーのシリーズや鮮烈な朱のチャイナを始め、オルゴールやベル、壺や小物が所狭しと並んでいました。こんなに大量の陶器に囲まれたのは人生で初めてです。

私から見たら用途不明の様々な形の陶器はどうやって使うのだろうかと想像力を掻き立てられましたし、非日常的なインスタレーションのようでした。

食器や小物にぶつからないよう細心の注意を払いながら見ていると、あるデザインの陶器に目が止まりました。

白地に金の細やかな装飾が施された小さな小さなカップ。小さなぶどうの装飾もされており、「バッカス…」というような感じでした。

容量で言うとショットとか、エスプレッソ淹れるのにちょうど良さそうな脚付きのカップです。小さいゴブレットみたいな。

あとは同じシリーズで薄い長方形の小皿が気になりました。

まだ買っていないけどあのカップにはコニャックで、この小皿には生チョコレートを乗せたいなとか考えていました。白地に金だと赤でもネイビーでもパステルカラーのプレースマットでも合いそうです。

綺麗なものだけが好きなわけではありませんが、これらは素直に美しいなあと思いました。

初めてのアンティーク陶器購入はとてもスペシャルな感じがした

値段が書いていないし、ちょっと怖かったですがカップ2個と小皿1枚を持って製陶所の主に聞いてみると「これはすごい、、こんなの、、すごいの持ってきたね」「綺麗だ、、」とやや興奮気味に話を始めました。

どうやら90年以上前に作られたもので、加賀友禅の技術を応用したプラチナと金を使った装飾のようです。同じシリーズでもお皿とは違って、カップのほうに施された細かい装飾はとても難しい技術なのだそうです。

いろいろ「本当かなあ」と思いましたが隣で買い物をされていたフレンチの料理研究家の方でアンティークに造詣の深い方は「それ市場に出したらゼロが増えるよ」とも言っていました。

製陶所の主とその方の話を聞いていると、これは帝政ロシア時代の影響ありな感じのデザインのようです。確かに後で調べてみると、なるほどという感じでした。

何も知らずにやばいものを持ってきてしまったかなと思いましたが、閉館の関係で半額にしていただくと私が買っても大丈夫な値段になりました。前から古めかしいショットグラスもしくはゴブレットが欲しかったので、理想に近しいこれらを買うことにしました。

まだ私には価値の全ては理解できませんが、例えば90年以上存在しているだけですごいなと思いました。90年後の今も綺麗だしかっこいい。仮に、あの食器が90歳だとしてあと10年で100年。大切に持っておけば歴としたアンティークになっているはずなので大切にしようと思いました。

「これは宝石と一緒だから普段使いじゃなくて大切な時に使ってね」と言われたので、そうしてみます。まずは埃かぶっているので綺麗に磨きたいと思います。

主のおじいちゃんは最後に「いいもの買ってく人好きだ、、」と目を細めて言っていたので、宝を掘り当てた犬のような気分で帰路につくことができたのでした。

物の価値は周りの人が勝手に決めるものだったりすると思うので良くわかりませんが、それなら私も勝手に価値を見出します。私はこのカップと皿が気に入ってるので、大切にできればそれでいいんだと思います。

消費社会だからこそいいものを選んで長く使いたい

移動し、休憩がてら築100年以上の古民家の喫茶店へ入り、いろいろとアンティークの代物を見せていただきました。アンティーク家具にはマホガニーやウォールナットを始め上質な木材が使われているため大切に手入れをすれば本当に長持ちするしエコだと思います。

刺激的な青とシルバーの装飾が粋すぎるアコーディオンが置いてあり、弾かせていただきました。鍵盤は木材でしっかりしてるし、音もいいかんじ。

アーツ・アンド・クラフツ運動に始まり民藝運動とかは教科書などで名ばかり学びますが、今回掘り下げて調べるきっかけにもなったし、少し身近に感じることができました。

私は量産・効率化の恩恵を受けまくりの世代ですのでメリットは十分に理解しています。しかし、自分の持ち物に愛着を持てなかったり、大切にできなければすぐにゴミの山になってしまうし、他にもいろいろ考慮すべき点があるのでしっかり物を見極めていきたいです。

できれば個人の商いをしている場所にお金を落としたいのは何年も前から変わらないし、買い物をする際にはなるべく手入れして長持ちするものを選びたいなと思っています。

 

それではまた次回のブログポストで。

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