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多様なベジタリアンのスタイルとその背景


ベジタリアンを始めとする様々な食スタイルの背景

以前の投稿でも紹介しましたが、広義の意味でベジタリアンな食事をしている人たちは健康志向や、宗教的な理由、倫理観からそのような食事のスタイルをしています。

例えば、仏教徒の精進料理は殺生をせず煩悩を避けるという理由から、動物性の食品や五葷と言われているニンニク、玉葱、葱などの食材を避けたメニューになっています。彼らの事を、オリエンタル・ベジタリアンと呼ぶこともあります。

 

また、ベジタリアンの食生活の研究によく登場する、プロテスタント系のセブンスデー・アドベンチスト協会では、ベジタリアンな食生活を基本に、卵と乳製品は食べるラクト・オボ・ベジタリアンが多いそうです。

 

そして、江戸時代の日本ではペスクタリアン(ペスコ・ベジタリアン)に近い食生活の人が多かったそうで、これは畜産業が発達していない時代背景によるものです。

 

ヴィーガンを含めて、ベジタリアンは主に以下のように分類されることが多いです。現在、欧米でベジタリアンと呼ばれている人は、大半がラクト・オボ・ベジタリアンであるとも言われています。

NPO法人アニマルライツセンターが調査したところ、ベジタリアンの中でのヴィーガン割合は、日本やアメリカでは約半数、欧州では10%前後だそうです。

 

ベジタリアンのスタイル一覧

ヴィーガン

完全な菜食主義者で、肉類、魚介類、卵や乳製品を一切摂らない厳格なベジタリアン

ラクト・ベジタリアン

肉類、魚や貝、卵は摂らず、牛乳、チーズ、ヨーグルト等の乳製品へ摂るベジタリアン

オボ・ベジタリアン

肉・魚・乳製品は摂らず、卵は摂るベジタリアン

ラクト・オボ・ベジタリアン

肉・魚は摂らず、乳製品や卵は摂るベジタリアン

ペスクタリアン(ペスコ・ベジタリアン)

肉は摂らないが、魚、乳製品、卵は摂るベジタリアン、ベジタリアンに含まれないこともある

 

また、宗教や倫理的な背景から、植物も含めて一切の殺生をしない、ヴィーガンよりも厳しい制限をするグループがあります。

フルータリアン(果実食主義)

植物も含め、一切の殺生をしない、果物や種子をメインに摂る人々

 

彼らは収穫により、その植物の生命を奪うかどうかによって食べ物を選択します。

つまり、動物性食品はもちろんNGでさらに根菜や穀物類はNGです。そうすると、果実や種子が中心になります。

彼らの食事は医学的には健康を保つ為に必要な栄養素を満たせないと言われています。特にベジタリアンと同じくビタミンB12やカルシウム、タンパク質なども不足しやすいです。

若き頃のスティーブ・ジョブズもごく短期間にこのフルータリアン的な食事をしていたことがあるそうです。

 

また、ベジタリアンとマクロビを混同する人もいますが、似て非なるものです。

マクロビの詳しい説明はここでは避けますが、マクロビにおいて動物性の食品はできる限り避けるべきものであり、実は完全に禁止をされているわけではありません

完全に避けた場合は、ベジタリアンの中では、ヴィーガンに近いスタイルになります。

 

さまざまなベジタリアンのスタイルとその背景をご紹介しました。

国際化や東京オリンピックも相まって、日本でも今後このように様々な食事スタイルを取る人が増えてきます。これらを知っていることは損ではないでしょう。

特に、宗教的な背景を知っておくことは重要です。自分が悪者のように扱い避けているものでも、神聖に重要な栄養源として取り扱われている可能性もあります。

 

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