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Vegan(ヴィーガン)のメリット:環境保護編


 国連の発表でようやく世に明かされた、畜産業の環境への影響

2006年に国連機関である国連食糧農業機関(FAO)が、畜産業が地球温暖化など、環境破壊の最大の加害者であると名指しで発表してから10年が経ちました。

このことがきっかけで”ヴィーガン”や”ベジタリアン”になる人は多いです。

特にこの情報を耳にすると、環境意識が高い人でさえも自分が食べている肉や、牛乳、ヨーグルトなどがどれだけの環境的犠牲の上に成り立っているのか、知らずに加害者になっていたことに驚かされます。

しかし、このことは依然として多くの人には知られていません。

地球環境の保護の為の活動といえば、エコカーや太陽光発電などが注目を浴びたりします。そしてオゾン層の破壊を減速させるためにも、省エネやCO2の削減の必要性はずっと前から叫ばれています。

しかし、畜産業界に関してはまるで視野に入れることすらがタブーであるかのように報道されません。

あるいは環境保護団体も知ってはいるが肉食を辞めることがハナから非現実的な解決アプローチであるかのように消極的だったりします。

 

畜産が環境に与える具体的な被害

ところで、ヴィーガンのライフスタイルが環境保護と一体どんな関係があるのでしょうか?

これは多くの人にとって「なぜヴィーガンになるのか」という理由に直結してくる部分でもあります。

畜産業がもたらしている環境への悪影響は主に以下の3つです。

・地球温暖化

・海洋汚染

・森林伐採

これらを具体的な事例と数字によって説明していきます。

家畜による温室効果ガスでオゾン層の破壊が進む

FAOが発表した内容では、すべての温室効果ガスの18パーセントは畜産業によるもので、これは全ての交通による発生の合計より多いことが指摘されています。

家畜が出すメタンガス(CH4,methane gas)亜酸化窒素(一酸化二窒素, N2O, nitrous oxide)は二酸化炭素よりも温室効果が強いことが分かっています。

温室効果ガスといえば二酸化炭素(CO2)が問題視されがちですが、家畜(特に牛)のゲップ、糞尿に含まれるこれらの物質のほうが遥かにオゾン層を破壊します。

メタンガスは二酸化炭素の約23倍、亜酸化窒素はなんと約300倍の温室効果があるのです。

また、現在地球上のアンモニアの3分の2は牛から出ているという統計が出ています。アンモニアとは悪臭防止法による特定悪臭物質であり、劇物でもあります。牧場に行くと独特の強烈な匂いがすると思いますが、これは大量に排出されるアンモニアが原因なのです。

 

畜産による水質汚染

乳牛は1日に約15回排泄をし、合計で約68kgもの糞をします。

そして、世界には1億頭以上の乳牛が存在し、食肉になる数を含めると、世界には10億頭以上の牛がいます。

少しラフな計算となりますが(糞の量はそれぞれ異なるので)、約68kg×10億頭の糞が毎日生み出されていることになります。これらはよく処理をされないまま海に流されます。

ナショナルジオグラフィックが報じたところによると、2048年には魚がいない海が実現し得るそうです。

動物性食品の摂取を減らすことにより、海の生態系を保護をすることにもつながります。

 

 

畜産による森林伐採・食料問題

ブラジルのアマゾンの森林伐採の90パーセント以上は畜産業によるものです。

家畜を飼うには広大な土地が必要です。人類が肉食をやめれば森林伐採をする必要がなくなり、地球温暖化の抑止、生態系の保護などが実現されます。

10億頭の牛が住む代わりに、環境破壊や紛争などにより住む土地を失った人々にその場所を提供することも可能でしょう。

また、代わりに作物を植えることによって食料不足の解決にもつながります。

上記にもある通り、一匹の乳牛は1日に約68kgの糞をします。それだけ大量の食料が人の手によって不自然に繁殖させられた牛に与えられているのです。

動物が育ち、肉の破片となり人の手へと渡るまでに膨大な水、土地、食料が必要であるのに対し、栄養豊富な野菜や果物を届けることは本来コストや環境に及ぼすリスクがずっと低いのです。

 

日々の生活に取り入れられるエコロジカルな活動は節電・省エネだけではない

地球温暖化をテーマにしたドキュメンタリー映画、「不都合な真実」を発表した、アルゴアは映画の発表当初は、菜食主義ではありませんでしたが、後に肉を食べない食生活に改めたと言われています。

環境保護主義を掲げる人々にとって、肉食は自らの信条と矛盾してしまうのです。

もし、あなたが地球環境の保護に意識があり、よりよい地球を未来に残す為に貢献したいという意思があるのであれば、”ヴィーガン”というライフスタイルが選択肢の一つであっても良いはずです。

まずは動物性食品の摂取を減らしてみる(=買う量を減らす)ということは環境保全のための第一歩となり得ます。

「選択肢を減らす」ということではなく、日々の生活にヴィーガンなチョイスを取り入れることから始めてみるのもいいかもしれません。目を向けてみればオルタナティヴな選択肢は実はいくらでもあります。

より幅広い選択肢を持ち、その中から自ら判断し選択していくことは私たちの生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。

 

参照

http://modernfarmer.com/2014/08/manure-usa/

http://www.fao.org/agriculture/lead/themes0/climate/en/

http://www.nocs.cc/study/geo/cow.htm

http://news.nationalgeographic.com/news/2006/11/061102-seafood-threat.html

 

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